当事務所は、相続登記手続きに強い事務所です。
相続手続きをしていて日々思うことがあります。
被相続人の残した財産は、預貯金、不動産、株式等といったものもそうですが、最近は、他にもう一つあるように思います。
兄弟間が仲が良いという財産です。
兄弟間が仲が良いというのは、何も長男等といった相続人の一人に財産をすべて相続することに同意するといった話ではなく、遺産分割協の際に、腹を割って話せる関係性があるかということです。
確かに、各相続人には、法定相続分はあります。
しかしながら、相続人様のお一人が、親の面倒をみた等の事情等に思いや感謝をよせ遺産分割の協議ができるといった関係性があることが、いかに重要なことなのかを痛感いたします。
小さいときは、丸いケーキを兄弟間で仲良く分けたはずなのに・・いつの間にか時が経つと、お互いにいがみ合う関係になってしまう・・とても悲しいです。
司法書士は中立平等の立場ですので、どちらの味方もできませんが、兄弟間の中が大人になってもずーと仲が良しというのは、最高の財産だと思います。